デジタルスタンプラリーは、観光地や商業施設での集客や参加者の体験を向上させる効果的なイベント形式として注目を集めています。イベントを開催するときに導入する「デジタルスタンプラリーシステム」には、一般的にアプリ版とWEB版があり、それぞれ異なる特徴を持つため、イベントの目的や対象となる参加者層によって、どちらが適しているかが変わります。この記事では、アプリ版とWEB版の違いを詳しく説明し、イベントの成功に向けて、どちらのシステムが最適かを解説していきます。

目次

1.デジタルスタンプラリーの導入メリット

デジタルスタンプラリーは、老若男女を問わず幅広い世代が楽しめるイベントとして急速に人気が広がっています。その背景には、スマートフォンの普及があり、年齢に関係なく誰でも簡単に参加できるようになったことが大きな要因です。特に、コロナ禍以降は、非接触型イベントへのニーズが急増したため、観光地や商業施設などでの導入が一気に進んでいます。非接触で参加者に安心感を与え、気軽に楽しめる新しいイベントスタイルが、ますます注目されています。この章では、デジタルスタンプラリーがイベントにどのような影響を与えるかを詳しく解説していきます。

デジタルスタンプラリーの導入メリット

デジタルスタンプラリーとは、紙のスタンプカードをデジタル化したもので、スマートフォンを使って設定されたチェックポイントを巡りながらスタンプを集めるイベントです。参加者はQRコードを読み取ったり、GPS機能を使った簡単な操作でスタンプを取得することができます。

デジタルスタンプラリーは、難しい操作を必要とせず、気軽に参加できることから参加者にとって人気が高いですが、主催者にとっても、スタンプ台の設置やスタッフの配置が必要なく、コスト削減につながることから多くのイベントでの導入が加速しています。

デジタルスタンプラリーを導入することで、主催者にはさまざまなメリットがあります。以下にその主な効果を紹介します。

・集客力の向上

デジタルスタンプラリーを導入することで、参加者はさまざまなスポットを巡りながら施設内や観光地全体を自然に移動します。この回遊を通じて、これまで訪れる機会が少なかったエリアや店舗にも参加者の足が向くため、新しいスポットの発見が促されます。結果として、観光地や商業施設全体の集客力が向上し、特定の場所や店舗だけでなく、広範囲にわたって来場者を増やす効果が高まります。

・参加者の満足度向上

デジタルスタンプラリーは、スタンプを集めるというシンプルなゲーム要素が参加者のモチベーションを高め、達成感を感じさせます。加えて、集めたスタンプに応じて景品や特典を提供することで、参加者の体験がより充実し、満足度が向上します。この楽しさと充実感が、次回のイベントにも参加したいという気持ちを引き出し、リピーターの増加にもつながります。

・イベント運営の効率化とデータ収集

デジタルスタンプラリーでは、紙のスタンプラリーと異なり、参加者の動向をリアルタイムで把握できるという大きな利点があります。各チェックポイントの人気度や参加者の行動パターンをデータとして収集することで、次回のイベントの改善点を見つけやすくなります。また、デジタル形式のため、運営作業も効率化され、スタンプ台の設置や紙の配布といった物理的な準備が不要になり、主催者側の管理負担が軽減されます。

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2.アプリ版デジタルスタンプラリーの特徴と活用法

アプリ版デジタルスタンプラリーは、専用アプリをスマートフォンにインストールし、参加者が指定されたチェックポイントを巡ってスタンプを集める形式のイベントです。アプリ版の利点は、直感的に操作できるユーザーインターフェース(UI)や、プッシュ通知による情報提供など、様々な機能が充実している点です。これにより、イベント全体の進行がスムーズになり、参加者の体験がさらに向上します。この章では、アプリ版のメリットや利用時の注意点を解説していきます。

アプリ版デジタルスタンプラリー

アプリ版デジタルスタンプラリーには、参加者にとって利便性の高い多様な機能が備わっています。直感的な操作性やリアルタイム通知が特徴で、参加者の満足度を高め、主催者にとってもイベント運営がスムーズになるメリットがあります。

・使いやすい直感的なUI

アプリ版のメリットの一つは、使いやすく直感的なユーザーインターフェース(UI)です。スマートフォンに最適化されているため、参加者は操作に迷うことなくスムーズに利用でき、デジタルに不慣れな人でも簡単にスタンプを集めることができます。こうした操作性の高さにより、幅広い年齢層が気軽にイベントに参加できるのがアプリ版の大きな強みです。

・プッシュ通知での効果的な情報提供

もうひとつの大きなメリットは、プッシュ通知機能です。主催者は、イベントの進行状況や特典情報をリアルタイムで参加者に伝えることができ、イベント全体がスムーズに進行します。また、イベント終了後も次回のプロモーションや特別なお知らせを直接通知できるため、再参加の可能性が高まり、リピーター増加が期待できます。

アプリ版の唯一のデメリットとして、参加者が専用アプリをダウンロードする必要があることが指摘されます。特に短期間のイベントでは、ダウンロードを面倒に感じる参加者がいるかもしれません。しかし、近年ではアプリのダウンロードは一般的になってきており、これが大きな障害になることは少なくなってきています。それでも、イベントの内容や参加者の特性に応じて、この点を踏まえて、イベントの内容や目的に応じた最適なシステムを選ぶことが大切です。

ある観光地で行われたスタンプラリーイベントでは、アプリ版のデジタルスタンプラリーシステムが導入され、参加者は専用アプリをダウンロードしてイベントに参加し、地域の名所を巡りながらスタンプを集めました。インバウンドによるオーバーツーリズムで、いくつかのチェックポイントが予想以上に混雑していたため、主催者はプッシュ通知機能を使って、チェックポイントの混雑状況をリアルタイムで参加者に伝えることで、効率的な移動をサポートしました。全てのスタンプを集めた参加者には地域の特産品がプレゼントされ、観光地全体の活性化に繋がりました。

また、ある商業施設ではアプリ版のデジタルスタンプラリーシステムを採用して、複数店舗を巡るスタンプラリーイベントが開催されました。このイベントでは、主催者が参加者に向けて施設内店舗のタイムセール情報をプッシュ通知機能を使って配信し、参加者の購買意欲を刺激したことで、イベントを楽しみながら買い物をする流れが生まれ、施設内店舗の売上UPに大きく貢献しました。

3.WEB版デジタルスタンプラリーの特徴と活用法

WEB版デジタルスタンプラリーは、参加者が専用のアプリをインストールすることなく、ブラウザから直接アクセスしてスタンプを集めることができる形式のイベントです。イベント参加者にとって、手軽にスタートできることが特徴で、特に短期間のイベントや単発のイベントに適しています。この章では、WEB版の主なメリット・デメリットを解説し、どのようなイベントに向いているかを紹介していきます。

WEB版デジタルスタンプラリーシステム

WEB版の最大のメリットは、アプリをインストールする必要がなく、参加者が手軽に参加できることです。ブラウザさえあれば、すぐにイベントに参加できるため、特に短期間のイベントや単発のイベントに適しています。参加の準備がほとんど必要ないため、広い年齢層や幅広いターゲット層にアプローチしやすく、短期間で最大限の集客効果を得ることができます。

WEB版デジタルスタンプラリーでは、再参加時にデータが保持できないというデメリットがあります。初回は簡単に参加できますが、参加者が一度離脱した後にクッキーが削除されると、再参加時に進捗データの引き継ぎが困難になります。この対策のためにIDやパスワードの登録が必要になると、手軽さが失われ、参加者にとってハードルが高くなってしまいます。

さらに、WEB版はオフラインでは利用できないため、インターネット接続が必須です。インターネット接続が不安定な観光地やイベントでは、参加者がスムーズに参加できないリスクがある点にも注意が必要です。

WEB版のデジタルスタンプラリーシステムを初めて導入したある観光地では、エリア内の約150店舗を巡るスタンプラリーイベントを開催しました。チェックポイントに設定された店舗の店頭に、参加用QRコードが表示された大々的なイベントポスターを掲示したことで、多くの観光客が目にすることになり、主催者の予想の5倍以上の参加者を集めることができました。これは、インバウンドを含む多くの観光客にとって、アプリをインストールする手間がなく、気軽にスタンプを集めることができるシステムを採用した典型的な成功事例となりました。

また、WEB版のデジタルスタンプラリーを開催したある商業施設では、施設内ですぐに使える割引クーポンを参加特典に設定した結果、アプリのインストール不要で簡単にクーポンがゲットできる手軽さから、多くの人が参加し、イベント全体が盛り上がっただけでなく施設全体の売上UPにもつながりました。

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4.デジタルスタンプラリーシステムは目的別に選ぶ

デジタルスタンプラリーシステムを選定する際、アプリ版とWEB版のどちらが適しているかは、イベントの目的や参加者層によって変わります。リピーター獲得が重要な長期イベントにはアプリ版が向いており、プッシュ通知で次回のイベント情報などを送って継続的な集客が可能です。一方、短期間のイベントや単発のキャンペーンでは、手軽に参加できるWEB版が効果的です。この章では、それぞれの最適な活用方法を詳しく解説します。

デジタルスタンプラリーを楽しむ若者3人組

長期的なプロモーションや、定期的なイベントでリピーターを増やしていくことが目的の場合、アプリ版のデジタルスタンプラリーシステムの導入をおすすめします。アプリを一度ダウンロードしてもらえれば、イベント期間中だけでなく終了後も、参加者にプッシュ通知を使って次回のイベント情報などをダイレクトに届けることができます。これにより、リピーターは増え続け、参加者数も回を重ねるごとに増加していきます。

さらに、アプリ版ではスタンプラリーで収集した参加者データをもとに、セグメントしてプッシュ通知を送ることが可能です。これにより、興味ある情報をピンポイントで提供し、参加者の関心を維持させることができます。結果として、アプリ版デジタルスタンプラリーシステムは、参加者との長期的な関係を築き、リピーターを効果的に増やすための強力なツールになります。

特に、定期的なイベント開催や来場者数の増加を目指す企業や施設にとっては、アプリ版デジタルスタンプラリーが適しています。イベント参加者に向けて、キャンペーンやセール情報を発信することで販売促進に直結し、リピーターの増加にもつながります。商店街やショッピングモールでは、アプリを使った情報配信が来場者の購買意欲を刺激し、売上の向上を図る手段として活用されるケースも増えています。アプリ版の導入は、持続的な関係構築と集客力アップに大きく貢献することが期待できます。

一方で、短期間のイベントや単発のイベント、あるいは大規模な参加者を想定したイベントの場合には、WEB版のデジタルスタンプラリーシステムの導入をおすすめします。WEB版の最大の利点は、アプリをインストールする手間がなく、誰でも簡単にブラウザからアクセスできる点です。これにより、イベント当日にすぐ参加してもらいたい場合や、大規模な集客を目指すイベントで効果を発揮します。

たとえば、観光客向けのイベントや、旅行客が多い商業施設でのキャンペーンなど、参加者が一度だけ参加することが想定される場合、WEB版のシンプルさが参加者の負担を減らして参加ハードルを低くします。参加者は、イベント会場に設置されたQRコードを読み取るなど、イベントページにアクセスするだけで簡単にスタートできるため、アプリ版に比べてスムーズにイベントを進めることができます。

また、WEB版は多様なデバイスに対応しているので、幅広い年齢層やターゲット層に受け入れられやすく、アプリのダウンロードを避けたい参加者にも適しています。特に再参加の必要性が低いキャンペーンやイベントなど、多様な参加者を想定するイベントには、手軽さと汎用性の高いWEB版が最適と言えます。

5.furariで最適なスタンプラリーを実現しよう

furariは、アプリ版とWEB版の両方を提供するデジタルスタンプラリーシステムで、主催者がイベントの目的や参加者層に合わせたシステム選びをサポートします。アプリ版ではリピーター獲得を重視した長期的なプロモーションが可能で、WEB版は短期イベントや大規模な集客に適しています。この章では、furariの強みを最大限に活かした効果的な運営方法について解説していきます。

フラリシステムなら、最適なスタンプラリーを実現できます!

furariアプリ版は、特にリピーターを重視するイベントや長期的なプロモーションに最適なシステムです。主催者が求める柔軟な運営をサポートするために、参加者に直接情報を届けるプッシュ通知機能や直感的なUI設計が採用されています。ここでは、具体的な活用方法を詳しくご紹介します。

※furariアプリ版は、「2022年度グッドデザイン賞」を受賞しています。

・プッシュ通知によるリピーター戦略

furariアプリ版の最大の強みは、「プッシュ通知機能」を通じて、イベント期間中も終了後も参加者に直接アプローチできる点です。イベント中では、リアルタイムで特典やチェックポイント情報を通知し、参加者の行動をスムーズに誘導します。さらに、イベント終了後には特典利用のリマインダーや次回イベントの案内を送信できるため、再訪を促してリピーターを増やす効果が期待できます。この機能により、効果的な集客が可能となり、参加者の満足度も向上します。

・共通QRコードで参加者体験を向上

furariアプリ版では、同じQRコードを使って複数のアクション(スタンプの取得や特典の利用)をスムーズに行える「共通QRコード機能」が採用されています。これにより、参加者は複雑な操作をすることなくイベントを楽しむことができ、主催者もシンプルな運営が可能です。この機能は特に大規模な観光イベントや複数店舗が参加するスタンプラリーで効果を発揮します。

・ジオフェンス機能を活用した周知効果の向上

furariアプリ版には、ジオフェンス機能を活用することで、特定のエリアに入ると自動でイベント情報を通知する「ラリー情報自動通知サービス」(特許出願済)があります。これは、観光地に入った際にそのエリアで開催されているスタンプラリーの情報が、アプリ会員のスマートフォンに自動的に通知される仕組みで、主催者にとっての集客をサポートする効果が期待できます。

※この機能を利用するためには、参加者が位置情報の利用を「常に許可」に設定している必要があります。

・参加履歴保存とSNS共有で再参加を促進

furariアプリ版では、参加者が過去に参加したイベントのスタンプ情報やチェックポイントの記録を保存し、いつでも閲覧できる機能があります。この情報をSNSで共有できるため、他の人にも参加を促し、イベントの拡散効果を高めることが可能です。これにより、イベントの楽しさが広がり、新規の参加者を呼び込むきっかけにもなります。

→参照: デジタルスタンプラリーシステムfurari「アプリ版」

furariアプリ版は、2022年から3年連続で「かんとうみんてつスタンプラリー」に導入されています。このスタンプラリーは、関東地方の私鉄各社が加盟する関東鉄道協会(民鉄協)が主催しており、各社の路線や沿線の観光地を巡りながら、参加者がスタンプを集める大規模なイベントです。

参加者は、各チェックポイントでQRコードをスマートフォンを使って読み取ることで、デジタルスタンプを集めることができ、furariアプリ版のシンプルな操作性が高く評価されています。また、プッシュ通知機能を通じてリアルタイムでイベント情報や特典を配信し、参加者のモチベーションを高め、イベント終了後も次回スタンプラリーへの参加を促すことが可能です。

このイベントは、関東地方全域をカバーし、多くの参加者に鉄道の楽しさと地域の魅力を提供し続けています。

第14回かんとうみんてつスタンプラリー

名  称:第14回かんとうみんてつスタンプラリー
主  催:関東鉄道協会
後  援:国土交通省/観光庁/関東運輸局
開催期間:2024年10月1日(火)から2025年2月16日(日)まで
参 加 費:無料(交通費、通信料、写真応募に伴う通信料等は参加者負担となります。)
参加方法:アプリストアから「furari」アプリをダウンロード

概  要:この企画は、2011年度より毎年開催している「かんとうみんてつスタンプラリー」を、スマートフォンを用いてデジタル形式で実施するものです。当協会加盟会社のうち41社が参加し、スタンプ対象駅には歴史を感じられる駅や特徴のある駅など各社おススメの駅を選定しています。また、スマートフォンを持たないお子さま向けに「お子様参加賞」をご用意し、引率される方のスマートフォンから、お子さまと駅名標が写っている写真をアップロードしてご応募いただけます。今回も昨年同様に、開催地となる関東近郊のエリアを「東京」「千葉」「埼玉・群馬・栃木・茨城」「神奈川・山梨」の4つのエリアに分けて同時に開催します。対象駅(4エリア全41駅)全てをまわった方には、「41駅全駅達成賞」としてオリジナルの認定証を発行するほか、抽選で関東民鉄の観光列車等(10組20名様)や鉄道車両運転体験(10名様)にご招待いたします。さらに、4つのエリア毎に「エリア全駅達成」の認定証を発行し、抽選で「エリア全駅達成賞」として鉄道グッズを進呈するほか、各エリア内「3駅達成賞(全員)」の各賞を設けており、お気軽にご参加いただけます。また、期間中に「furari」アプリ内の「かんとうみんてつスタンプラリー」の画面から、シェア機能を利用してSNS「X(旧twitter)」に所定条件を満たしてポストした方の中から、抽選で20名様にAmazonギフトコード3,000円相当をプレゼントいたします。ぜひこの機会に、ご家族やご友人と一緒に関東近郊の鉄道の旅をお楽しみください。

参加会社:(合計41社)
東武鉄道、西武鉄道、京成電鉄、京王電鉄、小田急電鉄、東急電鉄、京浜急行電鉄、東京地下鉄、相模鉄道、新京成電鉄、いすみ鉄道、伊豆箱根鉄道、江ノ島電鉄、関東鉄道、小湊鐵道、埼玉高速鉄道、埼玉新都市交通、芝山鉄道、首都圏新都市鉄道、上信電鉄、上毛電気鉄道、多摩都市モノレール、秩父鉄道、千葉都市モノレール、銚子電気鉄道、東京モノレール、東京臨海高速鉄道、東葉高速鉄道、成田空港高速鉄道、成田高速鉄道アクセス、小田急箱根、ひたちなか海浜鉄道、富士山麓電気鉄道、北総鉄道、真岡鐵道、野岩鉄道、ゆりかもめ、横浜高速鉄道、横浜シーサイドライン、流鉄、宇都宮ライトレール

→参照:かんとうみんてつスタンプラリー

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furari WEB版は、アプリのインストールを必要としないため、参加者がすぐにブラウザからイベントにアクセスできる手軽さが大きな特徴です。特に、短期間のイベントや一度限りのキャンペーンには最適で、アプリをインストールするハードルを感じる参加者にも簡単に参加してもらうことが可能です。以下に、WEB版の活用方法を詳しくご紹介します。

・手軽な参加で集客のハードルを下げる

furari WEB版の最大の魅力は、専用アプリが不要で、誰でもブラウザからすぐにスタンプラリーに参加できることです。この手軽さは、特に短期間のイベントや単発のキャンペーンに適しており、イベント当日、会場に掲示されたQRコードをスキャンするだけでスタートできるため、事前準備の必要がなく、多くの参加者を集めることができます。観光地や商業施設での即時性が求められるイベントにおいて、この手軽さが効果を発揮します。

・デザインカスタマイズで視覚的な訴求力を向上

furari WEB版では、ラリーカードのデザインをカスタマイズすることができます。専用のカラーチャートからテーマに合った色を選び、イベントの雰囲気に合わせたデザインにすることができます。これにより、イベントのブランドイメージやテーマ性を強調することができます。特に、商業施設や観光地で行われるイベントでは、デザイン性を高めることで、参加者の満足度を高めることができます。

・URLスラッグでアクセスを簡易化

furari WEB版のスタンプラリーでは、イベント専用のURLをカスタマイズすることができます。覚えやすいURLを設定することで、参加者がスムーズにアクセスでき、再訪問や他の人との共有もしやすくなります。例えば、「https://digital-stamprally.jp/イベント名」といった形で、イベント名やキーワードをURLに組み込むことが可能です。この機能により、イベントのオンラインプロモーションや集客を効果的にサポートします。

・多様なデバイス対応で参加者層を拡大

furari WEB版は、スマートフォンだけでなく、タブレットやPCなど、多様なデバイスからアクセス可能です。これにより、年齢層やデジタル機器の使用状況にかかわらず、広範囲な参加者層をカバーできます。特に、観光イベントや大規模な商業キャンペーンにおいて、参加者のデバイス環境を選ばない柔軟性は集客力を高める1つのポイントになります。

・ID認証によるアプリ版との連携

furari WEB版のスタンプラリーでは、参加者がメールアドレスやLINE IDで認証することにより、アプリ版との連動が可能です。これにより、参加者はWEB版からアプリ版に移行しても、イベントの進捗を引き継ぎつつ参加を継続することができます。このシームレスな連携を通じて、主催者はアプリ版のプッシュ通知機能などの利点を追加で活用でき、リピーターを増やしながら次回イベントへの参加を促す効果的な対策が可能になります。

→参照: デジタルスタンプラリーシステムfirari「WEB版」

furari WEB版は、六本木ヒルズで開催された「六本木ヒルズ カレーグランプリ2024」に続き、麻布台ヒルズも参加した「六本木グルメバーガーグランプリ2024」に導入されています。これらのイベントは森ビル株式会社が運営する大型施設で開催され、デジタスタンプラリーシステムを活用して、エントリーされたメニューに投票する大人気のイベントとして話題になりました。

参加者は、イベント参加店舗での飲食時に提示されるQRコードを読み込み、スタンプラリーに参加して「味」「インパクト」「クリエイティビティ」の3項目に投票することでスタンプをゲットできる仕組みとなっており、スタンプ取得数に応じて同施設内で使える景品や特典がもらえることで、イベント開催中だけでなく、イベント終了後も施設内の活性化につながりました。

六本木グルメバーガーグランプリ2024

名  称:六本木グルメバーガーグランプリ2024
開催場所:六本木ヒルズ、麻布台ヒルズ
参加店舗:21店舗
開催期間:2024年7月1日(月)から2024年9月1日(日)まで
参加方法:QRコードの読み取り

概  要:記念すべき10回目の開催となる今年は、本イベントのためだけに考案された17種の「特別限定メニュー」と、日頃からグランドメニューとして提供している9種の「レギュラーメニュー」の計26メニューが大集結。お客様の投票により各部門のグランプリが決まります。六本木グルメバーガーグランプリといえば専門店による異業種バーガーが大人気です。今年は、KOREAN BBQ水剌間の個性的なコリアンテイストのバーガー「特選牛メンチカツバーガー 韓流トマトソース&タルタルソース」や鐵ちゃんのネギトロと牛挽肉を合わせたパティが特徴の「まぐろ×牛 チーズスマッシュバーガー」などを楽しめます。加えて、2023年11月に開業した麻布台ヒルズからも4店舗が初参戦。ショーグンバーガーでは麻布台ヒルズ限定の「トリュフ香る A5和牛のステーキバーガー」、人気シーフードイタリアンのボガマリ クチーナ メディテラーネアでは新鮮な天然海老の旨みを活かした贅沢な「天然海老の魚介バーガー」など、本イベントでしか味わえないグルメバーガーを提供します。さらに、今までに、「特別限定メニュー部門」と「レギュラーメニュー部門」の両部門で3連覇を達成し、殿堂入りとなった37 ステーキハウス & バーからは、本イベント限定メニューとして「21日間熟成ブラックアンガスビーフのハンバーガー カポナータと生ハム、モッツァレラチーズを燻製BBQソースで」が登場します。この夏は「六本木グルメバーガーグランプリ 2024」で、究極のバーガーを味わってみませんか。

参加店舗:(合計21店)
37 ステーキハウス & バー、ヒルズ ダル・マット、鐵ちゃん、バルバッコア、毛利 サルヴァトーレ クオモ、グランドフードホール、KOREAN BBQ水剌間、TUSK(タスク)、リゴレット バーアンドグリル、エーエス クラシックス ダイナー、シェイク シャック、ブリコラージュ ブレッド アンド カンパニー、オーク ドア、ラ ブリアンツァ、オービカ モッツァレラバー、ショーグンバーガー、ボガマリ クチーナ メディテラーネア、バルコニー バイ シックス、ペルー料理アルド、フィオレンティーナ、ザ サン アンド ザ ムーン

→参照:六本木グルメバーガーグランプリ2024

六本木ヒルズ カレーグランプリ2024

名  称:六本木ヒルズ カレーグランプリ2024
開催場所:六本木ヒルズ
参加店舗:18店舗
開催期間:2024年3月23日(土)から2024年5月6日(月・祝)まで
参加方法:QRコードの読み取り

概  要:2022年に好評を博し、今回が2回目の開催となる『六本木ヒルズ カレーグランプリ 2024』では、カレー専門店はもちろん、イタリアン・中国料理・韓国料理・日本料理の名店まで、六本木ヒルズ内のあらゆるジャンルの18店舗が、このイベントだけの限定カレーを提供します。甲殻類の出汁で炊いたリゾットと蟹の凝縮ソースの相性が抜群の「ヒルズ ダル・マット」の〈グランキオ〉や、四川火鍋をイメージしてスパイスをブレンドした「中国料理 ゴールデンタイガー」の羊スペアリブの薬膳スープカレー、マグロの希少部位であるハラモを使用した「鐵ちゃん」のマグロのハラモティッカスパイスカリー、また初参加となる「鉄板・お好み焼き 電光石火」のお好み焼きカレー電光石火カリガリマキオカリーなど、名店のシェフたちが創意工夫を凝らして生み出した、斬新なカレーの数々が登場します。さらに、各店舗の自慢のカレーに合うペアリングドリンクも提案します。また、本企画メニューをご注文いただいたお客様を対象に、クーポンやオリジナルグッズが手に入るデジタルスタンプラリーに加え、先着でのステッカープレゼント企画を実施します。この春、六本木ヒルズでしか出会えない独創性あふれるカレーをぜひご堪能ください。

参加店舗:(合計18店)
毛利 サルヴァトーレ クオモ、けやき坂、37 ステーキハウス & バー、中国料理 ゴールデンタイガー、バルバッコア、リゴレット バーアンドグリル、KOREAN BBQ 水剌間、老四川 飄香小院、ヤミーズ 旧ヤム邸、鐵ちゃん、蕎麦前 山都、ヒルズ ダル・マット、インド料理 ディヤ、フレンチ キッチン、グランドフードホール、鉄板・お好み焼き 電光石火、蝋燭屋 プレミア、HOBA

→参照:六本木ヒルズ カレーグランプリ2024

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furariの大きな強みは、アプリ版とWEB版を連動させて運用できる点です。これにより、主催者はイベントの規模や特性に応じて、アプリ版とWEB版の利点を組み合わせて活用できます。たとえば、イベントの初期段階ではWEB版を使って多くの参加者を集め、その後、参加者がイベント進行中にアプリ版に移行すれば、プッシュ通知を活用したフォローアップや追加情報の配信が可能になります。このように、参加者の行動に合わせて2つのシステムを柔軟に活用することで、より効果的な運営が実現します。

また、既存のfurariアプリ会員に対して、プッシュ通知を使ってイベントの案内を送ることで、イベント開始前から効果的に集客することが可能です。プッシュ通知機能によるこのような直接的なアプローチは、競合他社には無いfurariの大きな強みです。このサポート機能を活用することで、イベントの参加率を向上させ、集客を最大化することができます。

furari「アプリ版×WEB版」連動システムは、さまざまなイベントで導入されています。たとえば、ある観光地では、まずWEB版を利用して多くの観光客を集め、その後、アプリ版に移行した参加者にプッシュ通知でイベントの追加情報や特典をリアルタイムで提供しました。これにより、観光地全体を巡る参加者の関心を引き続き高め、地域の特産品の売上UPにも貢献しました。

また、ある商業施設で行われたイベントでは、事前に既存のアプリ会員にプッシュ通知を送信して参加を促し、同時にWEB版を活用して幅広い年代層から新規参加者を集めることに成功しました。結果として、集客の最大化が実現し、多くの参加者がイベントに参加しました。

さらに、アプリ版を利用した参加者だけの特典として、プッシュ通知で特典やセール情報をリアルタイムで配信することで、アプリ版への移行を促し、イベント後のリピーター獲得にも大きな効果を発揮しました。これにより、来場者が施設内の複数の店舗を回遊し、各店舗の売上UPと施設全体の活性化にも繋がり、イベントの成功に大きく貢献しました。

ここでは、furari「アプリ版×WEB版」連動システムが導入されたイベントの中でも、特に注目されたイベントを紹介します。

・ちばトク!デジタルスタンプラリー

furari「アプリ版 × WEB版」連動システムは、「ちばトク!デジタルスタンプラリー」に゙導入されています。このイベントは、千葉興業銀行が運営する地域情報サイト「ちばトク!」にクーポンを掲載し、かつ同行の取引先である店舗等105か所をチェックポイントにしたスタンプラリーで、集めたスタンプ数に応じて、宿泊券やスポーツチームのグッズなど豪華賞品が抽選で当たることで注目されました。また、「千葉県をもっと楽しく!もっとお得に!」をキャッチフレーズに、千葉県内各地への誘客を通じて地域活性化に大きく貢献した成功事例の一つになります。

名  称:ちばトク!デジタルスタンプラリー 〜千葉県をもっと楽しく!もっとお得に!〜
主  催:株式会社 千葉興業銀行
開催期間:2023年11月3日(金)から2024年1月31日(水)まで
参加方法:アプリストアから「furari」アプリをダウンロード、または、QRコードを読み取って参加

※「ちばトク!」について
ちばトク!は、千葉興業銀行が運営する地域情報サイトで、同行の取引先情報やお得なクーポンを掲載しています。掲載数は2023年3月30日のサービス開始から現在までで250件を突破。併せて千葉県各地で開催される物産展や美術展、お祭り等のイベント情報を発信しており、イベントに訪れる方々へ周辺スポットへの回遊を促進し、地域活性化へつなげることを目指しています。

→参照:ちばトク!デジタルスタンプラリー

・祖母・傾・大崩ユネスコエコパークデジタルスタンプラリー

furari「アプリ版 × WEB版」連動システムは、「クイズに答えて祖母・傾・大崩ユネスコエコパークデジタルスタンプラリー」に゙導入されています。このイベントは、祖母・傾・大崩ユネスコエコパークの宮崎県エリア(延岡市、高千穂町、日之影町)において、クイズに答えながら道の駅や温泉等の20施設を周遊するスタンプラリーで、参加者は地域の自然や文化に触れながら楽しみ、地域資源のPRに成功しました。また、施設内で撮影した写真をインスタグラムに投稿する「インスタグラムハッシュタグキャンペーン」と同時開催されたことでも注目されました。

クイズに答えて祖母・傾・大崩ユネスコエコパークデジタルスタンプラリー

名  称:クイズに答えて祖母・傾・大崩ユネスコエコパークデジタルスタンプラリー
主  催:祖母・傾・大崩ユネスコエコパーク推進協議会/宮崎県総合政策部中山間・地域政策課
開催期間:2024年8月10日(土)から2024年11月10日(日)まで
参加方法:アプリストアから「furari」アプリをダウンロード、または、QRコードを読み取って参加

対象施設:(合計20施設)
【延岡市】道の駅北川はゆま、道の駅北方よっちみろ屋、祝子川温泉、西郷隆盛宿陣跡資料館、宮崎ひでじビール、佐藤焼酎製造場、鹿川キャンプ場、千徳酒造
【高千穂町】高千穂がまだせ市場、道の駅高千穂、高千穂観光協会直売店(高千穂峡内)、天岩戸神社、高千穂神社、高千穂あまてらす鉄道
【日之影町】道の駅青雲橋、英国館、日之影温泉駅、吾味駅、石垣の村「戸川」、日之影キャンプ場

→参照:【宮崎県】祖母・傾・大崩ユネスコエコパーク周遊キャンペーン

デジタルスタンプラリーシステムfurari

6.まとめ:デジタルスタンプラリーシステムの選択と活用

ここまでの記事内容を読んでいただき、デジタルスタンプラリーシステム「アプリ版」と「WEB版」の違いや特徴について理解が深まったかと思います。リピーターを重視する長期的なイベントには、直感的なUIで操作が簡単なアプリ版が適しており、プッシュ通知機能を活用することで、イベント後も継続的に参加者とのつながりを持てるのが大きなメリットです。

一方で、短期的なイベントや幅広い参加者を対象とした単発のキャンペーンには、手軽に参加できるWEB版が最適です。これにより、参加者の負担を軽減し、集客効果を最大限に高めることが可能です。

主催者の皆さまが、イベントの成功を目指すには、まずイベントの目的や参加者の特性を明確にし、それに応じたシステムを選ぶことが重要になります。予算や運営上の制約があると思いますが、誤ったシステムを選ぶとことで、参加者の体験が損なわれ、期待していた成果が得られない可能性もあります。イベントの目的にあったデジタルスタンプラリーシステムを慎重に選んで、イベントの成功を確実なものにしてください。

→参照:デジタルスタンプラリーシステム furari(フラリ)

最適なデジタルスタンプラリーシステムを選んでみんなが笑顔

最後まで、今回の記事をお読みいただきありがとうございます。主催者の皆さまにとって、デジタルスタンプラリーシステムを選定する際のお役に立てれば幸いです。

また、デジタルスタンプラリーシステム導入に関してのご質問やご相談がありましたら、お気軽にWEBフォームよりお問い合わせください。furariは、スタンプラリーの運営をしっかりとサポートし、主催者の皆さまのイベント成功に向けてお手伝いさせていただきます。

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