Before Introduction
QRコード不要のGPS認証で参加者の利便性向上!時間の制約を解消し、誰もが自由に楽しめる仕組みを採用し満足度アップ!
導入前の課題や背景
デジタルスタンプラリーの導入を検討したきっかけは何ですか?
システム導入前に抱えていた具体的な課題や問題点を教えてください。
当協会で企画するスタンプラリーにおいて、これまでスマートフォンをお持ちでない方も楽しめるように紙媒体を使ったイベントが多かったのですが、「都立公園150周年記念スタンプラリー」では対象の公園数が87箇所と非常に多く、紙の台紙を用意し管理するのは現実的ではないと感じたことがきっかけになります。
一番良い特典となる金のピンバッヂを取得するためには30箇所を巡る必要があるため、長期間(約14ヶ月半)の開催を考えると、紙のスタンプ台の設置・維持が大きな負担になりますし、都立公園の特性上、管理事務所がある公園とない公園があり、人が常駐していない場所も少なくないため、スタンプの設置や管理の難しさも課題になっていました。
また、紙のスタンプラリーでは、スタンプを押せる時間帯が管理所の開設時間(8:30~17:30)に限られ、早朝や夜間に公園を訪れる方が気軽に参加できないという問題もありました。。このような状況の中で「デジタルスタンプラリーならどうか?」という話が持ち上がったんです。今回導入すれば、時間に縛られることなく24時間スタンプを取得できるし、より多くの方に楽しんでいただけるのではないかと考えました。
その他に、東京都全体でDXを推進している流れもあり、紙からデジタルへの移行は時代に合った取り組みでもあります。これらの事を総合的に考え、デジタルスタンプラリーの導入を決めました。
選定理由
他社のシステムと比較して、特に魅力を感じた点は何ですか?
数あるシステムの中から、なぜfurariを選ばれたのか、その決め手を教えてください。
都立公園の150周年イベントにて初のデジタルでのスタンプラリーを企画を検討していたところ、以前当協会が管理する公園でfurariさんを導入して好評だったとのことで相談したのが最初です。 色々な話を聞く中で、金額面がマッチしたこと、システムが幅広いユーザーに使いやすそうだと感じたことが決めてです。
またfurariの導入事例において、多方面で利用されている点を踏まえると、安心して導入できると感じましたし、特に自治体の利用事例が多いのは社内でも高評価のポイントでした。

導入プロセス
導入プロセスで予想外の困難や障害はありましたか?
導入にあたり、準備や設定で苦労された点があれば教えてください。
実際に進めていく中でまず、一番大変だったのは87箇所の各公園における位置情報を正確に収集し、それを確認しながら微修正していく作業に大きな時間がかかったことですね。加えて、各公園の写真や説明文の設定や調整についても、furariのサポートを受けながら進めたものの、思いのほか時間がかかってしまったというのが少し苦労したところで、スタンプラリー開始のギリギリまで作業が続いたんです。動作テスト期間も設けてはいたものの、実際にはもっと前倒しで進めておけば、より余裕を持って準備できたかもしれないですね。
また、デジタルスタンプラリー自体が初めての試みだったこともあり、関係者の中には「本当にうまくいくのか?」と不安を感じる声もありました。特に、公園管理者の方々は、これまで紙のスタンプラリーに慣れていたので、デジタル化によって自分たちの負担が増えるのではないかと心配されていたんです。でも、しっかり説明を重ねることで、実際には特別な対応は不要で、逆に負担が減ることが分かると、徐々に安心してもらえていることも感じられました。
After Introduction
furari導入で参加者3.3万人突破!都立公園の魅力を発信し、公園巡りの回遊性と参加率を大幅な向上に成功!
導入後の効果
furariを導入して、具体的にどのような効果や変化がありましたか?
参加者の反応やフィードバックで印象的なものがあれば教えてください。
本システム導入で、東京都内全域に広がる都立公園を対象としたスタンプラリーを効率的に実施できました。約3.3万人を超える方が参加し、約半数が3ヵ所以上訪問するなど、高い回遊性を実現しました。特に、全スポットを達成する方も現れるほど積極的な参加がありました。普段訪れることのない公園にも足を運んでもらい、都立公園の魅力を再発見する機会となり、公園の存在やそれぞれの特徴を知るきっかけにもなりました。
furariアプリの情報発信機能により、ポスターなどの告知を見た方だけでなく、他のスタンプラリーに参加中のアプリユーザーにも本イベントの存在を知ってもらうことができました。furariアプリ内で開催情報を見て参加したという回答も多く、集客面での相乗効果が確認できました。その結果、スタンプ取得数が明確になり、各チェックポイント(公園)の来訪者数を詳細に把握できるようになりました。
また、紙のスタンプラリーでは難しかったリアルタイムの参加状況やアンケート集計結果の確認が可能となり、管理画面を通じて即時にデータを閲覧・分析できるようになりました。さらに、csvデータのダウンロード機能を活用することで、資料作成やイベント効果の分析が効率化され、運営負担が大幅に軽減されました。紙を使用しないことで、印刷コストの削減に加え、エコの観点からも大きなメリットを得ることができました。
また、PUSH通知機能を活用することで、メールアドレスを収集する手間なく、ラリー参加者へリアルタイムで情報を発信できるようになり、運営の利便性が向上しました。スタンプラリー参加者へのアンケートでは9割以上が満足と回答し、特製ピンバッジの配布も好評を博しました。参加者の声として、「150周年の歴史や都立公園の多様な魅力、避難場所としての役割を知るきっかけになった」「子供と一緒に多くの公園を巡る機会となり、家族で楽しめた」「東京に引っ越したばかりで、初めて訪れる公園ばかりで新鮮だった」「いつも利用する公園以外にも素敵な公園を見つけることができた」「外出のきっかけとなり、健康増進の面でも意義のあるイベントだった」といった前向きな意見が寄せられました。
さらに、他部署や関連企業からも高い評価を受け、「今後のイベントでも導入を検討したい」「他のイベントと連携する際に活用したい」といった声が多数寄せられました。今回の成功を踏まえ、今後のイベント運営においてもfurariのシステムを積極的に活用し、より多くの方に都立公園の魅力を発信していきたいと考えています。

サポート体制
サポートを受ける中で、特に助かった点や印象に残った対応はありましたか?
弊社のサポート体制について、感じたことを教えてください。
最初の打ち合わせの時点から担当者が専任でついていてもらえたことで、一緒に歩んで準備を進めることができたので、とても安心することができました。ラリーの設定代行を頼めるオプションもあるので、通常業務の中で対応する手間が省けたのも良かったです。
設定準備を進めていく中で、これまでの知見・経験を含めてアドバイスをもらうことが出来たり、開催中に起きた不明点、相談ごともスピーディーに対応してもらえたので、大変助かりました。デジタルに慣れていなくても準備・運用ができるようにサポ―トをしてもらえることが、大きな安心に繋がったと思います。

今後の展望
今回のデジタルスタンプラリーの導入を、今後どのように活用していきたいとお考えですか?
次回以降、さらに工夫したい点や新たなアイデアがあれば教えてください。
実際にfurariを活用したことで、その使いやすさや柔軟性の高さを実感しました。一度利用すると、その利便性の高さから、次回以降も積極的に活用したいと感じるシステムであり、次の開催でもfurari担当者と相談しながら企画内容をさらに充実させたいと考えています。
特に、アナログのスタンプラリーと比較して圧倒的に低コストで実施できる点が大きなメリットであり、予算面での負担を抑えながら高い効果を期待できます。また、紙のスタンプラリーでは入稿期限などの制約が厳しく、準備期間に余裕がないことが多かったのに対し、デジタルなら開催直前やラリー期間中でも情報の編集が可能であり、柔軟な運営が実現できる点も大きな利点です。
さらに、furariには便利な機能が多く、企画内容に応じて様々な要望を叶えられる拡張性があります。管理画面の操作もシンプルで直感的に使いやすく、一度慣れると誰でも簡単に運営できる点も魅力的です。また、スタンプ取得可能な時間を制限する機能も備えており、例えば特定の営業時間内のみスタンプ取得を可能にするなど、イベントの特性に合わせた設定ができるのも大きな強みです。
次回以降の開催では、これらの利点を活かしつつ、より多くの参加者に楽しんでもらえる企画を検討していきたいと考えています。
