Before Introduction

紙の管理負担を解消!furari導⼊でスタンプ設置の⼿間を削減し、
スムーズな運営を可能にする仕組みを採⽤!

導入前の課題や背景

デジタルスタンプラリーの導入を検討したきっかけは何ですか?
システム導入前に抱えていた具体的な課題や問題点を教えてください。

これまで紙のスタンプラリーを実施していましたが、参加者にとっての利便性や運営側の負担を考え、デジタルスタンプラリーの導入を検討しました。従来の紙のスタンプラリーは、スタンプ台の設置や管理に手間がかかるうえ、参加者がスタンプを集めた後の集計作業も煩雑でした。また、スタンプの紛失や押し間違いといったトラブルが懸念されることもあり、スムーズな運営の妨げになっていました。

さらに、紙のスタンプラリーではイベントの効果測定が難しく、どの駅で多くの参加者が立ち寄っているのか、どのエリアの回遊率が高いのかといったデータを正確に把握することが難しいため、運営側としては、今後のイベント運営や企画の改善に活かせるデータが欲しいという思いもあり、デジタル化によるメリットを模索しておりました。

加えて、より多くの人に参加してもらうためには、スマートフォンを活用した現代的な仕組みが必要だと考えていました。特に、若年層や家族連れなど、スマホを日常的に使う層にとって、デジタルスタンプラリーの方が手軽に参加しやすく、より多くの人が興味を持ってくれるのではという期待がありました。こうした課題を解決し、より多くの人に楽しんでもらえるイベントにするため、デジタルスタンプラリーの必要性を強く感じたことがきっかけになります。

選定理由

他社のシステムと比較して、特に魅力を感じた点は何ですか?
数あるシステムの中から、なぜfurariを選ばれたのか、その決め手を教えてください。

デジタルスタンプラリーを導入するにあたり、いくつかのシステムを比較検討しました。その中でfurariを選んだ最大の理由は、「参加者にとって使いやすい仕組み」と「運営側の負担を軽減できる機能」が整っていたことです。

まず、参加者の利便性が高い点が大きな決め手になりました。furariはスマートフォンのGPS機能を活用して、指定の駅や施設に到着した時にQRコード不要でスタンプを取得できます。これにより、参加者はQRコードを読み取る必要がなくなり、スムーズにスタンプラリーを楽しめるようになりました。特に、多摩都市モノレールは観光利用やファミリー層の利用が多いため、小さなお子様連れの方にも負担なく参加してもらえる点が魅力でした。

また、運営側にとっても管理がしやすいシステムであることが重要でした。furariの管理画面は直感的に操作でき、参加者の動向をリアルタイムで把握できます。従来の紙のスタンプラリーでは、どの駅にどれくらいの人が訪れているかを正確に把握することが難しかったのですが、furariならデータを基にした分析が可能になり、今後のイベント運営にも役立つと考えました。

さらに、柔軟なカスタマイズ性も決め手の一つでした。今回の企画としては、ただスタンプを集めるだけでなく、沿線の魅力を知ってもらう仕掛けを作りたいと考えていました。furariでは、特定のミッションを設定したり、達成条件を細かく設定できるため、より魅力的なスタンプラリーを実現できると期待しました。これらの理由から、弊社としてはfurariが合っていると判断して、導入することを決めました。

furari(フラリ)スタンプラリー実施スマホ画面 ※アプリ版

導入プロセス

導入プロセスで予想外の困難や障害はありましたか?
導入にあたり、準備や設定で苦労された点があれば教えてください。

スムーズな運用ができるよう慎重に準備を進めました。スタンプの設置場所や取得条件の設定、参加者への周知方法については、細かい調整を重ねながら導入を進めていきました。まず、GPSを活用したスタンプ取得の精度を確認するため、実際に各駅でテストを実施しました。特定の場所に到着した際に正確にスタンプが取得できるか、電波状況によって認識にズレが生じないかなどを細かくチェックし、必要に応じて取得エリアの微調整を行いました。

また、管理画面の操作方法を把握し、スムーズに運営できる体制を整えることも重要な作業でした。furariのシステムは直感的に操作できるとはいえ、初めて利用するスタッフが多かったため、事前にレクチャーを受けながら操作方法もおぼえていきました。そして、リアルタイムで参加状況を把握できる点は便利でしたが、どのデータをどのように活用するかについても検討を重ねました。

その他では参加者にスムーズに利用してもらうための案内方法も工夫しました。これまでの紙のスタンプラリーとは異なり、デジタルスタンプラリーにはアプリの操作が必要になるため、初めて利用する方にも分かりやすいように駅構内に案内ポスターを設置しました。あわせて公式サイトやSNSでも事前に告知を行い、参加者が迷わずスムーズにスタートできる環境を整えました。

初めての試みで細かい調整が必要な場面もありましたが、furariのサポートを受けながら、大きなトラブルもなく運用を開始することができました。

After Introduction

リアルタイムで参加状況の把握が可能になり、運営側が効果的なイベント企画を⾏えるよう進化!

導入後の効果

furariを導入して、具体的にどのような効果や変化がありましたか?
参加者の反応やフィードバックで印象的なものがあれば教えてください。

furariを導入したことで、まず参加者の利便性が大きく向上しました。従来のシステムでは、スタンプ取得のためにQRコードを読み取る必要がありましたが、furariではGPS機能を活用することで、参加者が特定の駅に到着するだけでスタンプを取得できるようになりました。これにより、駅構内での混雑を防ぎながら、よりスムーズな参加が可能になりました。

運営側としても、リアルタイムでのデータ集計が可能になり、参加者の動向を可視化できるようになった点は大きなメリットです。たとえば、どの駅でのスタンプ取得が多いのか、どのエリアの回遊率が高いのかといったデータをすぐに確認できるため、今後のイベント企画にも役立つ情報が得られるようになりました。

また、furariの導入により、スタンプラリーの運営コストの削減にも大きくつながりました。これまでのシステムでは、QRコードの印刷や設置作業に手間がかかっていましたが、一部を除きGPS方式に切り替えたことで、こうした作業が不要になり、準備の負担が軽減されました。さらに、アプリ内での情報発信が可能になったことで、参加者に対する案内やキャンペーン情報の提供もスムーズに行えるようになりました。

一方で、新しい試みになるため、参加者への認知を広げるための工夫が必要でした。これまでのQRコード方式に慣れていた利用者に対して、GPSでのスタンプ取得方法を分かりやすく説明することが求められました。そのため、各駅ごとに案内ポスターを設置したり、アプリの操作方法を記載したパンフレットを配布したりすることで、スムーズに利用してもらえる環境を整えました。その結果、参加者の利便性向上、運営の効率化、コスト削減といった多くのメリットが得られました。

今後は、さらに多くの人に参加してもらえるような施策を取り入れながら、スタンプラリーをより魅力的なイベントにしていきたいと考えています。

多摩モノ“ほっと”スタンプラリー掲示用ポスター

サポート体制

サポートを受ける中で、特に助かった点や印象に残った対応はありましたか?
弊社のサポート体制について、感じたことを教えてください。

furariのサポート体制にはとても満足しています。導入時から運用中まで、一貫してスムーズな対応をしていただきました。特に、導入前の段階で細かな要望を伝えることができ、それに対して柔軟に対応していただいたのが印象的でした。また、運用中に発生した疑問点にも迅速に対応してもらえたため、大きなトラブルもなくイベントを進めることができました。

管理画面の操作方法や設定の仕方についても分かりやすく説明していただき、スムーズに運用を開始できたのも助かりました。特にありがたかったのは、イベント期間中のサポートです。何か困ったことがあった際にすぐに相談でき、的確なアドバイスをもらえたことで、安心して運営を進めることができました。

こうした手厚いサポートがあったおかげで、初めてのデジタルスタンプラリーでも大きな問題なく導入・運営ができたと感じています。今後もサポートの良さから、より安心して新しい企画にも挑戦できるのではないかと期待しています。

多摩都市モノレール株式会社スタッフの皆様

今後の展望

今回のデジタルスタンプラリーの導入を、今後どのように活用していきたいとお考えですか?
次回以降、さらに工夫したい点や新たなアイデアがあれば教えてください。

今後、弊社では、デジタルスタンプラリーをさらに活用して沿線の魅力を発信していきたいと考えています。特に、参加者の回遊性を高めるために、より広範囲のスポットを対象にすることを検討しています。同じ駅ばかりではなく、沿線のさまざまな場所にスポットを分散させることで、より多くの人にモノレールを利用してもらえるようにしたいです。

また、参加者のモチベーションを高めるため、特典のバリエーションを増やすことも視野に入れています。スタンプを一定数集めた時点で小さな特典を受け取れる仕組みを作ることで、気軽に参加できる環境を整えたいと考えています。さらに、抽選プレゼントの規模を拡大し、より多くの方に魅力を感じてもらえるような仕組みも検討中です。

それらを踏まえてスタンプラリーの形式自体も進化させていきたいと考えています。たとえば、クイズ形式のスタンプ取得や、参加者が写真を投稿できるキャンペーンを取り入れることで、よりインタラクティブな体験を提供できるのではないかと考えています。こうした新しい試みを加えながら、参加者にとって魅力的なイベントを作り続けていきたいです。

地域の移動手段として欠かせない多摩地域を縦断する「多摩都市モノレール」