Before Introduction

投票機能を持つシステムが少ない中、短期間イベントでの柔軟な対
応⼒がfurari選定の決め⼿!

導入前の課題や背景

デジタルスタンプラリーの導入を検討したきっかけは何ですか?
システム導入前に抱えていた具体的な課題や問題点を教えてください。

「六本⽊グルメバーガーグランプリ」は、六本⽊ヒルズで2014年から⾏っているグルメバーガーの⼈気投票企画です。六本⽊ヒルズの様々なジャンルの店舗が参加し、厳選素材を使ったオリジナリティあふれる「グルメバーガー」を提供し、「特別限定メニュー(本企画のためだけに開発した渾⾝のグルメバーガー)」、レギュラーメニュー(通年で提供しているハンバーガー)」の2部⾨でグランプリを競うイベントです。

弊社では元々、バーガーグランプリの対象メニューを召し上がったお客様に対し、①⽳あけ式のカードをお渡しし店頭の投票BOXに⼊れてもらう、②スタンプを3つ集めたら次回の飲⾷時に使えるクーポンをプレゼントするスタンプカードを配布する、の2つの取り組みを⾏っていました。これまでは六本⽊ヒルズの店舗のみが参加する形で運営していたため、特に⼤きな問題はなくスムーズに運⽤できていました。

しかし、2024年の開催時に⿇布台ヒルズの店舗にも参加してもらうことになり、エリアが広がったことで、運⽤⾯で問題が出来てきました。これまでの紙による運⽤ではスタッフが店舗に集まった投票⽤紙の回収・集計を⾏う必要がありました。スタンプカードにはお客様に⼿触り感を楽しんでもらえるよう⽳あけ式を採⽤していたため、集計作業はすべて⼿作業で進められ、1枚ずつ数えていくという時間のかかる作業を⾏っていたんです。マークシートのように機械で⼀括処理ができれば良いのですが、⽳あけ式ではそれが難しく、スタッフの負担がかなり⼤きかったのが実情です。

さらに、昨今の印刷費の⾼騰も無視できない要素でした。紙代だけでなく、印刷にかかるコストや加⼯費も年々上昇しており、特に⽳あけ加⼯が追加されることで費⽤が増⼤していました。また、スタンプラリーの参加者数を正確に予測することが難しいため、⽤紙を多めに印刷する必要がありましたが、その結果、使われなかった余剰分が発⽣してしまい、環境⾯でも課題がありました。よりスムーズに運営できる⽅法を探す中で、デジタルスタンプラリーの導⼊を考えるようになりました。

デジタルなら、遠くの店舗でもデータをすぐに確認できて、集計もリアルタイムでできるようになります。また、紙の印刷や回収作業がなくなることで、コスト⾯を抑えられるだけでなく、環境にも優しくなるのではと期待しました。時代の流れとしてもデジタル化が進んでいるので2024年が10回⽬の開催ということもあり、新たなチャレンジとしてデジタルへ切り替えてみようと思ったのが今回検討をしたきっかけになります。

選定理由

他社のシステムと比較して、特に魅力を感じた点は何ですか?
数あるシステムの中から、なぜfurariを選ばれたのか、その決め手を教えてください。

デジタルスタンプラリーの導⼊を決めるにあたって、いくつかのサービスを⽐較検討しましたが、その中でfurariを選んだ理由は、私たちの求めるカスタマイズに柔軟に対応していただけたことです。特に単なるスタンプラリー機能だけでなく「投票機能」を組み込めるかどうかが⼤きなポイントでした。

他のサービスも資料を取り寄せて検討しましたが投票機能について対応が難しいようで、そのような機能を⽤意してもらえるのかどうかすらはっきりしないサービスもありました。その点、furariでは、私たちの希望を細かくヒアリングしていただき、要望に沿う形で機能を組み込めるよう調整してくださいました。

他社サービスの選択肢もありましたが、いずれも⻑期のキャンペーン向けに継続的な利⽤を前提としたものが多く、今回のような短期間のイベントでは適していませんでした。加えて、スタンプラリーと投票を別々の⼿段で⾏わなければならないサービスが多かったこともあり、その点でも⼀括管理できるfurariの仕組みが魅⼒的でした。弊社のイベントに必要な機能を備え、柔軟な対応をしていただけるという点がfurariを導⼊する決め⼿となりました。

furari(フラリ)スタンプラリー実施スマホ画面 ※WEB版

導入プロセス

導入プロセスで予想外の困難や障害はありましたか?
導入にあたり、準備や設定で苦労された点があれば教えてください。

実際に準備段階でいくつかの課題が出てくる場面がありました。設定に必要な各店舗の情報を集めて取りまとめる作業や管理画面の操作方法を把握のに時間がかかり、初めての試みということもあり、試行錯誤しながら進める必要がありました。

また、参加店舗のスタッフにシステムの使い方を伝えるためのマニュアル作成にも力を入れました。デジタルに慣れていない方もいるため、できるだけわかりやすい説明を心がけました。それを踏まえて店頭に設置する案内用のポップを作成し、来店されたお客様にもスムーズにご利用いただけるよう工夫しました。

また、イベント開始前には実際の動作確認として、不具合がないかを細かくチェックしました。QRコードの読み取り精度や投票機能の動作については慎重に確認を行い、本番でのトラブルを防ぐための対策を徹底したので、そのあたりの準備が初めてということもあり大変だったと思います。

After Introduction

参加店舗が拡⼤したイベントでも、リアルタイムなデータ集計で運
営スタッフの負担が劇的に軽減。

導入後の効果

furariを導入して、具体的にどのような効果や変化がありましたか?
参加者の反応やフィードバックで印象的なものがあれば教えてください。

まず投票の集計作業が格段にスムーズになりました。紙による運用の時は、途中経過を確認するだけでも毎回用紙を数えて集計を行う必要がありましたが、デジタル化によってリアルタイムでデータを確認できるようになりました。これにより、手作業で数える手間がなくなり、運営の負担が大幅に軽減されたと感じています。

また、従来のスタンプカードは、「スタンプを3つ集めたら次回の飲食時に使えるクーポンをプレゼントする」のみだったのですが、「10個集めた方に六本木ヒルズ内の店舗のギフトセットをプレゼント」等、景品の種類を増やし、リピーターの方にとってより魅力的なコンテンツにすることができました。

加えて、参加者の行動が可視化されたことも大きな変化でした。例えば10店舗以上を巡ってスタンプを集める方が思った以上に多く、予想以上の反響があったことが分かりました。紙の時は、どの程度の人が積極的に参加しているのかを正確に把握するのが難しかったのですが、デジタルではデータとして明確に確認できたことで、イベントの手応えをより実感できました。

バーガーグランプリでは、登録方法を分かりやすく説明するポップを店頭に設置したことで、お客様にスムーズにご利用いただけたという意見もありました。一方で、デジタルに不慣れなお客様への対応にはまだ課題が残っています。特に高齢の方の中には、登録や操作に苦劑う方もいらっしゃるため、店舗スタッフが説明する機会が増えました。そのため今後はさらに分かりやすい説明の工夫や、システム自体の簡素化が求められると感じています。

全体として、furariを導入したことで運営の負担が軽減され、参加者の動向を正確に把握できるようになったことは大きな成果です。課題もありますが、継続的に利用することで参加者や店舗側の理解も進み、より良い形で活用していけるのではと考えております。

バーガーグランプリのエントリーメニュー紹介

サポート体制

サポートを受ける中で、特に助かった点や印象に残った対応はありましたか?
弊社のサポート体制について、感じたことを教えてください。

導入時から運用中まで、一貫してスムーズな対応をしていただきました。特に、導入前の段階で「お客様の登録の手間を極力減らしたい」等、細かな要望を伝えることができ、それに対して柔軟に対応していただいたのが印象的でした。準備期間中に発生した疑問点にも迅速に対応してもらえたため、大きなトラブルもなくイベントを進めることができました。

管理画面の操作方法や設定の仕方についても分かりやすく説明していただき、スムーズに運用を開始できたのも助かりました。特にありがたかったのは、イベント期間中のサポートです。何か困ったことがあった際にすぐに相談でき、的確なアドバイスをもらえたことで、安心して運営を進めることができました。こうした手厚いサポートがあったおかげで、初めてのデジタルスタンプラリーでも大きな問題なく導入・運営ができたと感じていますのでサポート体制にはとても満足しています。

店頭の告知POP

今後の展望

今回のデジタルスタンプラリーの導入を、今後どのように活用していきたいとお考えですか?
次回以降、さらに工夫したい点や新たなアイデアがあれば教えてください。

今後の展望としては、次回の開催時にさらにスタンプラリーの規模を拡大し、他エリアの店舗を巻き込んで実施していきたいと考えています。これまでは六本木ヒルズを中心に開催していましたが、2025年は麻布台ヒルズや虎ノ門ヒルズも含めた「ヒルズ全体」での展開も検討中です。

デジタルスタンプラリーの活用を続けることで、より多くの方にヒルズの魅力を知ってもらい、地域全体の活性化にもつなげていきたいと考えていますので、今後もfurariのシステムを活用しながら、皆様に楽しんでもらえるイベントを企画して街全体の賑わいにつなげていきたいと考えています。

デジタルサイネージでの告知